遠方での設計業務


 当社、直接工事する場合は 広島県内に限りますが、設計・監理業務だけを行う場合に、県外に足を延ばして 設計事務所として業務を行うことがあります。


 そこでいつも思う事ですが、しっかりと木を加工して のみとかんなでコツコツと。という大工さん、職人さん本当に少なくなりましたね。


 インターネットの普及が良いのか悪いのか?わかりませんが 腕の良い大工さんほど、宣伝がうまくなくて、腕は良いのに 人知れず小さな仕事をコツコツこなしている方が多いです。

 大々的に宣伝して「当社は 本格和風建築が得意です!」なんて建築会社は、期待して仕事を依頼すると、意外にそうでもなくて肩すかしなんてこともあります。


 遠方で設計業務をし、地元の工務店さんに施工をお願いする場合に、地方の建築会社の方と知り合う機会は インターネットくらいしかなくて、評判もわからず、施工実績の写真などを見て 想像するしかありません。


 本当は 頑固でも、木が好きで技術を惜しみなく披露してくれるような大工さんにお願いしたいのですが、知り合う機会がありません。優秀な職人さんが埋もれてしまうのは本当にもったいないです。なにか良い仕組みはないものか?とも考えますが、そういった腕の良い職人さんは、あえて営業活動をされませんので、なかなか出会えませんね。私が出会えないくらいですので、建築主の方が出会うのはさらに難しいでしょう。


 私が基準においているのは、創業年数と、住宅だけでなく公共工事をやっているか。公共建築物にも 木造の建物がありますので、これの施工実績があれば、住宅にも良い仕事をしてくれる場合が多いです。地元市役所の公共工事発注履歴などを検索して 探します。この場合に 工事費も決して高くありません。

 歴史ある会社も その協力会社さんに顔が広く いい職人さんとの人脈もありそうですので 期待できますね。