家相と気学は　日本独自のもの

 

”風水”とは？

　霊的・エネルギー･超能力的なオカルト的なものに起因するものではない。と書きました。

 

”家相”　”気学”は、実は中国をはじめとする海外の”風水”には、このような　定義・学問などはありません。これらは　日本独自に派生し発生したものなのです。

 

”家相”とは

　広い情報を抱えた”風水”を元に、木造2階建て住宅についてのみ　必要なものを抜粋した物です。風水のある一部分を　建築の専門家でなくても誰でも使いやすいように、内容整備したものといえるでしょう。

 

　

　

　つまり、本体の風水を利用すれば、家相は必要ないということです。また、家相だけを検討して設計することは、「木を見て森を見ない」事と同じで、家相はよいけど風水が悪い状況を作り出す可能性があり、大変危険　逆効果となる場合があります。

 

　周りに何もない　平面の土地の真ん中に、マイホームを建築する場合なら　”家相”だけの設計検討でも大きな問題にはなりませんが、住宅密集地、周辺に大きな障害建物がある場合、自分の所有地内だけで、検討する”家相”は　役に立ちません。

 

”気学”は、さらに　この家相の中のある一部を　特に暦と年回りに限定して　解説したものです。風水盤と呼ばれる　方位磁石のついた円盤を元に　利用します。

 

　わかりやすく分別すると、風水は一級建築士　家相は二級建築士　気学は建築とは関係ない人。といえるでしょう。

 

　実際に、日本で”気学師”などと呼ばれる方は　神社の神主さんや神仰の強い方が独自に勉強されて　活用している方が多いです。

 

　もちろん　家相　気学は、すべて間違っているわけではありませんが、風水のある一部分だけを抜粋して利用しているため、現代の住宅事情にそぐわない、誤った診断結果を表現することが多く、強く信じる必要性はありません。