自然の涼風が流れる家


 当社の 設計手法

 建物の外観デザイン 配置を 受動的に効率よく日照を得る目的で設計する事により 建物外周に気温気圧差を発生させて 建物の周囲だけに 自然の涼風を発生させます。

 

 何もない砂漠の平原は 無風です。そこに3次元の立体が建設されることによって 建物の周りに 日照部と日影部が生まれ 周辺の空気が移動を始めます。

 この空気の移動は なんら動力を必要とせず 永年止まることなく 自然の涼風として室内を流れていきます。瓦・無垢の木材・土壁などを合わせて エアコンの要らない家を構築します。


 左の動画は当社完成建物です。

 その地の緯度経度から得られる日照を予測して 受動的に建物周囲に気圧差を発生させるように計画すると、窓を開ければこの動画のような強風が室内を吹き荒れます。

 

 8月の夏 午前10時ころ東側窓の排気状況

 天候は晴れ 建物外周はほぼ無風ですが 建物本体から風力を発生します。



 建築地の緯度経度を測量し 四季を通じて建物にどのような日照条件が与えられるのかを予測。

 日照ー日影エリアは夏には約3-5度気温差が生まれます。吸気するエリアには 健康な樹木をドライに植える事などして 室内空気を良質化していきます。

 これにより 住む人の健康と 建物の耐久性の向上促進します。(カビ・害虫の発生防止など)

 また 換気扇はほぼ使いませんし エアコンの使用頻度も少なく 省電力となります。



 左の動画は 上の動画と同じ位置にある窓。

上が 午前10時頃。左が午後1時頃の状況です。

 

 日照の方向が変わり 空気の移動方向が逆転していることがわかります。午前中、室内に溜まった湿分を早々に排気し カビ・害虫を抑制した後は 東南の微涼風を室内に取り込みます。


 3つ目の動画は 同じ位置の窓で 夕方16時ころの状況です。

 日照方向が移動して 吸気するパワーが増大しています。午前10時とは正反対の力です。

 強い西日があっても 夕刻の涼風により過ごしやすい室内となります。

 ほぼエアコン不要の生活ができる事となります。



 建物が受動的に発生するこの風力は 建物がそこにある限り 永年働きかけます。

 家族の健康 建物の高耐久化 省エネ など長期間に渡って住む人へ影響を与え続けます。

 

 キッチン・トイレ・浴室・玄関など各室も それに適応した自然吸排気のできる設計をする事で 快適な空間とすることができます。

 

 


 単純に「敷地境界線に平行に配置」していては 建物はこのような能力を発揮しません。

 その土地の緯度経度と日照条件を 事前にCGなどで確認し 敷地境界線に束縛されずに自由に配置し、建物本体の能力を最大限に発揮できる計画をします。

 同じ間取でも少し建物を 回転移動するだけで 一気に通風日照能力が良くなることもございます。ちょっと工夫するだけでよいのです。



 建物の能力を最大限に伸ばす 当社の設計手法。

 住む人の 健康出世 家内安全 資産拡大へ 永年のサポートをさせていただきます。