現代風水の嘘

 現在 世界中で広く使われ 一見、ビジネスとしても成り立っている「風水」ですが それには 根拠のない迷信の内容が多く存在します。

 「おしゃれなインテリアを楽しむ」くらいなら これも無害ですが、建築主の不安をあおって高額な報酬を要求するまで行くようであれば あまり良い状態とは言えません。

 家相・風水・気学で悩まれて 当社に相談された方々には 信じてよい物悪い物を見分け 責任と根拠をもってご案内しています。

 その見分け方を この後 解説していきます。


 現在使われている 家相・風水・気学は あくまで「占い」の域を出ていません。占いは 当たるも八卦当たらぬも八卦、古典的風水師でも 50%程度の確率で その進言が当たる場合があります。

 

 この「たまに当たる」現象が 古典的風水が いまだに重宝がられている理由。でも 「八卦」でよければ 特に陰陽師じゃなくても 普通の人でも50%程度は予言を当てられるのです。

 

 「カーテンの柄を変えたら結婚できた」のは 根拠はないけど 50%の確率で当たる現象がたまたま目の前に表現されただけ。それがカーテンではなく 壺でも掛け軸でも何を使っても その結果観測の回答は 「結婚できた」か「結婚できなかった」の2つですので 50%は必ず当たるという 確率論でしかありません。

 

 もし こんな診断をされたら この後解説する内容を その診断士様へ 問いただしてみてください。


 現代の いわゆる風水業界は 過去数千年に継続して間違った診断方法を使い続けてきたので 今になって自己否定することができません。そこで 建築とはかい離した「占い」的要素を強め その存在意義を保持しようとしています。

 矛盾した要素をぶつけると おそらく「私はこう習った」「過去何千年もこうしてきた」としか回答できず 納得できる根拠を示すことはできないと思います。